ブランディングとマーケティングの違いは意外と知られていない
更新日:2021年8月10日

■ブランディングとマーケティングを使いこなそう
マーケティングという言葉はすでに幅広く浸透しています。
これは顧客に対して自社の強みを
明確に伝えていくことを意味します。
いわば企業の自己紹介であり、
自社と商品の強み・メリットを
顧客に知ってもらうための手段です。
どんなに素晴らしい商品があっても、
商品の存在が知られていなければ購入してもらえません。
ブランディングはマーケティングと混同されやすいですが、
こちらは「相手にどのようなイメージを持ってもらうか」に
重きが置かれています。
中身が同じ商品であっても、
ブランド力のある商品のほうが売れる現実があります。
これは顧客から見て、
ブランド力の高い会社の商品は
信頼できると考えるからです。
企業側はブランド価値を高めることにより、
商品をより高額で売れるメリットを期待できます。
■マーケティングとは顧客へのアプローチ
どんなに素晴らしい商品を開発しても、
商品のことを知ってもらわなければ購入してもらえません。
マーケティングはマーケットという言葉からきており、
まだ知名度の低い企業と商品を
消費者に認知してもらうプロセスです。
そのために市場調査から開始し、
ターゲット層、需要と供給のバランスなどを
把握する必要があります。
理想的なマーケティングは、
「ものを売るのではなく、買ってもらうこと」
だと言われています。
店頭での無理な勧誘、訪問販売などは
嫌われることが多く、
これは顧客の意向を無視する状況になりやすいためです。
顧客に購入意欲がないのに、
無理に勧めると嫌悪感を抱かれてしまうでしょう。
一方で顧客が自身で情報収集し、
納得して購入する場合は不満が出にくいです。
中小企業が売上アップのためにするべきことは、
自社と商品の強みを認識してもらうことです。
そうすれば無理に勧誘をせずとも、
売上は自然と伸びていきます。
■ブランディングでブランド価値の確立を
自社ブランドを確立することが
ブランディングだと考えるとわかりやすいでしょう。
人はスーパーで買い物をするときも、
有名メーカーの商品を無意識のうちに選んでいます。
スナック菓子を例にしても、
無名メーカーより有名メーカーの商品に目がいくでしょう。
無名メーカーが商品を売ろうと考えれば、
値段を下げざるを得なくなってきます。
しかし値段を下げることで販売数を上げても、
利益率が低いので薄利多売になりかねません。
もし自社ブランドを高めることができれば、
値段を上げても売れるようになるのです。
■他社との区別化を図るために
ブランディングは中小企業にとって強力な武器になります。
中小企業は大手ほどの資金力がなく、
また人材も限られています。
大手は膨大な販売数を期待できるので、
薄利多売になっても利益を得られるのです。
中小企業の場合はいかに商品単価を上げていくかがポイントになり、
そのためにはブランド力の構築が欠かせません。
人は同じような商品には魅力を感じません。
ほかにはない商品、高くても品質が良い商品などは、
不景気な時代においても安定して売れています。
★ブランディングについてもっと知りたい、実際に相談してみたいという方は
ぜひ一度BPカンパニーまでお問い合わせください。