企業の社会的意義をお客様と社員に共有する「ブランドストーリー」の魅力
更新日:2021年4月22日
ブランドストーリーは、ブランドが過去から現在まで歩んできた姿、
そして未来へと続く物語を伝えることで、
お客様に商品のファンとなってもらうだけでなく
共に働く仲間の間により強いパートナーシップを生み出します。
一言でいえば、「ストーリー性のある会社プロフィール」です。
みなさんも、「日清チキンラーメン」ができるまでの苦心が『まんぷく』として、
ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝の物語が『マッサン』として
それぞれNHKの朝ドラとなり、商品の魅力が人々に再認識されたことは
記憶に新しいのではないでしょうか。
このように、ブランドの背景にストーリーがあることで3つの効果が期待できます。
お客様の中に商品やサービスに対する深い共感が生まれ、ファン化を促します。
ブランドが社会に存在する意義を伝えることで、社会へメッセージを伝えることが可能になります。
若手スタッフとベテランスタッフの間で、両者に同じレベルの自社理解が生まれます。
つまりブランドストーリーを作ることは、
顧客創造/人材育成、採用/組織の一体化という3点において
大きなメリットがあるのです。
例として、サントリー「山崎」のブランドストーリーを見てみましょう。
山崎のブランドストーリーサイトでは、物語を5つに分け、次のように伝えています。
1. どのようにして「山崎」は誕生したのか。
2. なぜ「山崎」という地でウイスキーを作ったのか。
3. 作り方への「こだわり」
4. どんなメンバーが作っているのか
5. 世界一という称号の獲得と、これからの「山崎」
このように、企業がブランドや商品にかける「想い」、
つまりブランド観を物語の中でお客様に深く知ってもらい、
深い共感やファン化を促すブランディング手法が、ブランドストーリーです。
このブランドストーリーが、いわゆる「沿革」とは異なることもポイントです。
「沿革」は、あくまで教科書の年表のように、
企業のたどってきた事実を羅列したものにすぎません。
いっぽうで、ブランドストーリーは
・「会社の生い立ち」と「ビジョン」(過去⇒現在⇒未来)
・「事業内容や強み」
・「お客様に対する姿勢」
・「ブランドメッセージに込められた想い」
・「ブランドの背景にあるストーリー」
・「企業が、どんな社会課題の解決のために存在しているのか」
といったことを、短時間で読めるストーリー仕立てで知ってもらうことができるのです。
ブランドストーリーを「描く」最大の強みは、
企業が社会に存在する意義、つまり「社会性」を人々に伝えることにあります。
しかし、共感を呼ぶブランドストーリーを考えるというのは簡単なことではありません。
「自分一人で考えるのは難しい」とおっしゃる方は、
BPカンパニーまで気軽にお問い合わせください。
ご相談は無料です。