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課題を解決「ギャップ・アプローチ」

更新日:2021年8月10日



真の原因を解決して改善を追求するギャップ・アプローチ



■企業の問題を解決するオーソドックスなアプローチ法


ギャップ・アプローチという名称は

聞きなれないかもしれませんが、

企業でのミーティングや今ある課題や、

緊急で持ち上がった問題の解決にあたって

よく用いられている方法です。


あらかじめ設定している基準や求められている基準と

実際の現状とのギャップに焦点を当て、

そのギャップを埋めるためにはどうしたらいいのかを

検討するというアプローチ法になります。


そのためにギャップが生じてしまった原因を突き止め

その原因を解決するにはどうすればいいのか、

修正策や改善策を検討して策定し取り組むというものです。



■ギャップ・アプローチの重要なポイント


ギャップ・アプローチという名前には馴染みがなくても、

ベンチャー企業や中小企業においても

ビジネスにおける課題を解決する方法としては

一般的に用いられている手法であり、

馴染みがある方も多いことでしょう。


ギャップ・アプローチの基本は、

問題を特定して原因を分析し、解決方法を検討して

アクションプランを作成するというものです。


企業でよく実践されているPDCAサイクルにも共通し、

Checkの部分で採用される方法でもあります。


気をつけたいのは問題を起こしている原因の特定の仕方です。

問題を生じさせている不具合や欠陥がある場合には

改善しなくてはなりません。


不具合原因追求型とも言われるギャップ・アプローチでは、

真の原因を見つけることが重要なポイントとなるのです。


たとえば、提供しているシステムで障害が生じたり、

販売した製品に不具合が生じたりしたとき、

とりあえず直す、取り急ぎ部品を交換して

正常に動作したということで

問題が解決したことになるでしょうか。


部品が壊れたり、部品が外れたりしたという

表面的な原因ではなく、

どうしてそれが生じたのか……

なぜ部品が壊れたのか、外れてしまったのかの原因を探り、

そうならないための対策を講じないと、

同じ問題が繰り返し起こってしまうことになりかねません。


そのため、ギャップ・アプローチでは

なぜなのかという問答を繰り返し、

真の原因を見つけだして

解決策や改善策を見つけることがとても重要になります。



■ギャップ・アプローチの基本的な進め方


ギャップ・アプローチを進めるうえで、

問題となっている原因の追及は

次のような流れで行っていきます。


まずは、問題を見つけて明確化します。

次に問題を起こしている真の原因を見つける作業を行います。

考えられる原因をあらゆる観点から網羅して挙げ、

なぜなのかの問答を繰り返したり、

データや統計をとったりするなどしながら

真の原因を探り出しましょう。


真の原因が見つかったら、

それを解決するための対応策を検討します。


対策を実際に実行して改善が図れるかをチェックし、

必要に応じPDCAサイクルを適用していきます。



■ギャップ・アプローチを採用する際の注意点


ギャップ・アプローチは

ギャップが生じている原因を明らかにした上で、

ひとつひとつの問題に対策を立てて

実行できる有効な手段です。


ただし、そもそもギャップが真の問題ではないケースも

現代のビジネス社会では増えてきました。


売り上げや営業などの数値目標を立てて、

それを実行できないのはなぜかを検討する場合、

そもそもありたい姿の設定に

無理がある場合も少なくありません。


にもかかわらず、すぐにギャップを埋めるための

強引なアクションプランをつくれば、

ストレスを感じて離職者を生み出したり、

社員のモチベーションが

かえって低下したりする場合もあるので注意しましょう。