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  • 執筆者の写真岩崎克哉

アフターコロナの時代に生き残る企業に必要なものは?

更新日:2021年8月10日


コロナ禍は、企業の採用にも影響しています。

企業説明会はオンラインで開催されるようになり、

採用面接も、ZOOMなどの

オンラインで行うようになってきました。


一方で優秀な学生ほど、

複数の会社から内定をもらいます。

その時「どの会社の内定を辞退するか」を

取捨選択することになるわけです。


もし業績が同程度の複数の会社から

内定が出ていたとすれば、

「この会社を選ぶ理由」が強いものを

最後に選択するでしょう。


毎年、新卒の採用面接をするほどの規模でないとしても、

年商1,000万を超える中小企業では、

片腕となるスタッフが必要です。


エントリーする側が重要視するものの一つとして、

「企業理念」が挙げられます。


経営者の想いや事業の方向性に

共感できるかどうかは、

大きなポイントになります。


ここでもし「環境にやさしい」

という理念を掲げていて、

実際に店舗でプラスチック製のストローを

使っていたりなんかすると、

「言ってることと、やってることが違うじゃないか」と

お客様は思います。


企業理念はまず、現場のスタッフにも

浸透している必要があります。


これを言語化したものの一つに「クレド」があります。


「クレド」というのはラテン語で、

「信条」「志」「約束」という意味を持っています。

その企業の価値観や行動規範を、

完結な言葉で言い表したものです。


これと似たものとして、

「ミッション」や「ビジョン」があります。

まずその違いを説明します。


「ミッション」という言葉は

「使命」という意味があります。

その企業が目指しているものを表したものです。


「ビジョン」とは

その企業が「ありたい」方向性を言語化したものです。


一方で「クレド」は、社員一人一人の

「行動指針」を言語化したものです。


この「クレド」が有名な企業の例として、

リッツカールトンがあります。


リッツカールトンの公式サイトには、このような「クレド」が明記されています。


リッツ・カールトンはお客様への心のこもったおもてなしと快適さを提供することをもっとも大切な使命とこころえています。
私たちは、お客様に心あたたまる、くつろいだ、そして洗練された雰囲気を常にお楽しみいただくために最高のパーソナル・サービスと施設を提供することをお約束します。
リッツ・カールトンでお客様が経験されるもの、それは感覚を満たすここちよさ、満ち足りた幸福感そしてお客様が言葉にされない願望やニーズをも先読みしておこたえするサービスの心です。

このクレドが現場のスタッフにも浸透しているからこそ、

満足度の高いサービスを受けて、

「またリッツカールトンに宿泊したい」と、

リピートにつながるわけです。


中小企業の場合でも、

もともとユーザーだった人が、

商品やサービスの良さを理解した上で、

スタッフになるケースもあります。


共感するものがあるからこそ、

「この良さを伝える側になりたい」

という想いにもつながるのです。


そうはいっても「他社とどう差別化できるか、

一言で言い表してください」と言われると、

うまく言語化できない方も多いのではないでしょうか。


企業理念や使命、想いなどを端的な言葉で言い表すには、

まずブランディングが必要になります。


同業他社にはない、自社の「強み」は何なのか?

どんな方向性を目指しているのか?

企業として「ありたい姿」はどんなものなのか?

どんな行動指針を実践しているのか?


こうした企業としての方向性を言語化し、

まず現場のスタッフにも浸透させる必要があります。

そうすればスタッフの言動を通じて、

お客様にもそれを伝えることができるのです。


このブランディングにより、

企業が「ありたい姿」をカタチにする

お手伝いを私は行っています。


アフターコロナの時代にも生き残って、

「選ばれる存在」になりたい経営者の方の

お手伝いができれば幸いです。




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